週末イベント~12日を皮切りに

長野市が中心市街地の問御所町に公園として再整備し、5月上旬オープンしたセントラルスクゥエア。当初予定されていたオープン後のイベントは新型コロナウイルス感染症の影響で延期となっていたが、9月12日(土)に当初予定から4カ月遅れでオープニングセレモニーを開き、これからイベント会場としての活用が本格化する。

スクゥエアの場所にはかつて、大型店「ヴィナス」が立っていた。1980年の閉店後は空き地になっていたが、98年長野五輪で表彰式の会場に。五輪後は民間平面駐車場として使われてきた。

市は2017年、中心市街地に数少ない公園にし、市民や観光客の回遊やにぎわいの拠点とすることを決定。中央の噴水と芝生広場の周りに、イベントステージ、子ども向けの遊具、あずまや、公衆トイレなどを整備した。

周辺の商店会でつくる中央通り活性化連絡協議会の宵野間(よいのま)信行会長(66)によると、地元には公園化に反対する意見が多かった。商店主らにとって、約150台がとめられる割安な駐車場の存在は、客足の確保に欠かせないと考えられたからだ。後町小の閉校(13年)以降、地域に子どもの姿が減った中で、遊具を造っても利用者はいるのか―と疑問視する声もあった。

しかし、オープンすると、公園を目当てに多くの人が街に来るようになった。特に週末は親子連れでにぎわい、噴水や遊具で遊ぶ子どもが歓声を響かせている。

3歳の女の子を連れた40代男性は徒歩でよく訪れるといい、「こういう場所が近くにできて、ありがたい」。近くに住む60代男性は、あずまやの下で読書をしたり、友人と会っておしゃべりしたりして過ごす。「ここにはみんなが集まってきて、いいよ」

スクゥエアは、連絡協議会を母体とする法人「ながの表参道セントラルシティ」が管理を請け負う。理事長も務める宵野間さんは「『長野はいい街だな』と思ってもらえる場所にしたい」。コロナ禍で人々の働き方が変わる中、スクゥエアが街の魅力の一つとなり、都会の人が長野に移住するきっかけにもなれば―と願っている。

セントラルスクゥエアで開催予定のイベント

9月12日(土)・13日(日)
ながの市アウトドアフェスティバル~山街祭
(9月12日は「ワールドフェスタIN長野」を同時開催)

9月19日(土)~22日(火)
表参道芸術音楽祭

9月26日(土)
ながの大道芸フェスティバル

10月3日(土)・4日(日)
ながの市秋の味覚フードフェス
街角アート&ミュージック

写真左=街なかに憩いの広場
写真右=噴水で遊ぶ子どもたち