コロナ禍で発表の場失い…30代から80代まで幅広く

コロナ禍で作品発表の場を失ったママ作家たちに、展示と交流の場を―。温湯温泉湯~ぱれあ(若穂綿内)で9月11日、「ママの作品展」が始まった。女性作家たちの手芸やクラフトなどの作品を展示している。

企画した同館スタッフの磯辺弥生さん(46)は、知人にクラフト作りなどの才能のある女性が多く、「ママ作家の作品展をいつか開きたい」と考えていた。新型コロナウイルスの影響で展示会が開けずにいると聞き、「今こそやろう」と決断した。

初めは若いママ作家だけを対象に考えていたが、作品作りを生きがいとするシニア女性たちも発表の場を失っていると聞き、30代から80代までという幅広い年代を対象にすることに。若い作家とシニア作家がそれぞれまとまって作品を展示することはあっても、一緒に行う機会は珍しい。磯辺さんは「いくつになってもママ。世代間の交流にもつながればいい」と願う。

出展するのは、長野市や須坂市の個人とグループ計16組。作品のジャンルはハーバリウム、ポーセラーツ、チョークアート、子ども服、レース編み、手まり、和紙ちぎり絵、木彫り、フラワーアレンジメントなどさまざま。会場は華やかだ。

このうち木彫りは、県シニア大学卒業生でつくるサークル「木つつきの会」の女性4人が出展。毎年10月に開く作品展示会が今年は中止といい、牧直子さん(71)は「作ったきり、発表する所がなかった。自分の楽しみとはいえ、やはり人に見てほしい」と出展の機会を喜ぶ。

磯辺さんは「出展する皆さんには自分が輝ける場にしてもらい、見に来る人には『私もやってみたい』と思ってもらえたら。出会いが生まれるきっかけになればうれしい」と来場を呼び掛けている。

記事・写真 竹内大介

ママの作品展

会期/9月30日(水)まで
場所/温湯温泉湯~ぱれあロビー
ロビーへは無料で入場できる
開館時間/10:00~21:30
24日(木)は休館
20日(日)10:00~15:00は「一日だけのワークショップ」を開催。四柱推命占い、ポーセラーツ食器作り、ハーバリウムボールペン&クリスタルアートリウム、チョークアート体験の4ブースが出展し、その場で参加できる。ほかに出展者の作品販売、子どもの遊び広場と景品つりも行う。
問合せ/湯~ぱれあ(電)282・5500

写真=木彫り作品を作る「木つつきの会」の女性たち

写真=フラワーアレンジメントのサークルを主宰する羽生田順子さん(西三才)は、造花のアレンジやコサージュなど20点を出展。「作品を見てもらえる機会はすごくうれしい」