観光・ビジネス客の目を楽しませて5年 ~JR長野駅内喫茶店のミニギャラリーに地元作家の作品 「BECK’S COFFEE SHOP」で

JR長野駅の「みどりの窓口」向かいにある喫茶店「BECK’S COFFEE SHOP長野店」。店内のミニギャラリーにアート作品が飾られ、観光やビジネスで訪れた人たちの目を楽しませている。

ギャラリーは2015年春、北陸新幹線の金沢延伸に合わせた駅ビルMIDORIのリニューアルオープン時にできた。幅3メートルの壁とその下のショーケースに、長野市を中心に北信エリアの作家の作品を2組ずつ展示。2~3カ月ごとに展示替えしながら、これまでに絵画、焼き物、工芸、木彫など延べ約30人の作品を紹介してきた。

展示を請け負う企画会社「クリエイティブリン」(西尾張部)は、広告代理業を中心に、地元作家の支援にも力を入れる。担当者は「プロ・アマを問わず、見る人の心が動かされるような作品を選んでいる」。

現在展示しているのは、千曲市の梅田明雄さんが描く個性的な人物画と、若穂川田で人形着物の工房・教室を開く春原志寿江さん、祐子さんの人形やバッグ。2組のアートの響き合いも、作品に新しい魅力を加えている。

春原祐子さん(49)は「作品を実際に目の前で見てほしいので、発表の場を得られることはうれしい」。仕事の合間に立ち寄ることが多いという女性客は「アートを見る機会はあまりないが、ここではのんびり見られるから興味を持てる」。ギャラリーが見る人と作品の一期一会の出合いの場になっている。県外や海外から長野を訪れた人が、展示をきっかけに作品を購入したケースも少なくないという。

「(作家、客、店の)3者が喜んでくれることが大事。美術に興味がない人ものぞいて見てほしい」と担当者。展示を希望する地元作家からの申し込みも随時、メール((メール)creative.rin2013@gmail.com)で受け付けている。

記事・写真 竹内大介

写真右=アート作品が飾られた店内
写真左上=近隣の住民にも好評というミニギャラリー
写真中下=春原さんらの作品