有終の美を飾りたい ~送迎など両親がサポート 「納得するまで頑張って」

スピードスケートのシーズン本番を迎え、高校、中学、小学校の最終学年で「集大成のシーズン」に挑む3姉妹がいる。宮川鈴佳(すずか)さん(長野東高3年)、笑佳(えみか)さん(北部中3年)、穂佳(ほのか)さん(徳間小6年)。鈴佳さんはインターハイ(1月21日(木)~24日(日)、エムウェーブ)、笑佳さんは全中(全国中学校スケート大会、1月30日(土)~2月2日(火)、同)、穂佳さんは県ジュニアスピードスケート競技会などで「有終の美を飾りたい」と表彰台のトップを目指す。

3人はエムウェーブを拠点に活動する「エムウェーブスケートクラブ」に所属。5人きょうだいの3番目の鈴佳さんは、小学1年の時、学校のスケート教室で初めてスケートを体験し、2年生から同クラブへ。中3の全中は1000メートルで3位、1500メートルで4位。昨年、高2の時出場した全国高校選抜スピードスケート競技会は、1500メートルで2位、3000メートルで優勝した。

スケートに対する考え方を変える転機になったのが昨年ノルウェーとオランダで開催されたジュニアワールドカップへの出場だった。「以前よりも確実にスケートに対して欲が出て一生懸命になれている。エムウェーブのクラブで活動できる最後のシーズン。クラブに恩返ししたい気持ちが大きい」と、1500メートルと3000メートルの2冠を目標に課題克服に取り組む。

笑佳さんは中2の全中で1500メートルと3000メートルの両種目とも準優勝。「掲示板の一番上に自分の名前がないのが悔しかった」とリベンジを誓い、今は「現在の姉のタイムに近づきたい」と背中を追いかける。

2人の姉の姿を見ながら育った末っ子の穂佳さんは小学1年から同クラブでスケートを始めた。「いつも大会で1位とか新記録を出しているのがすごい」と2人の姉は憧れの存在であり目標だ。

送迎や食事などで3姉妹をサポートする父敏晃さん(52)と母浩美さん(50)は「本人がやり切ったと納得するまで競技を続けて頑張ってほしい」と、3人の活躍を楽しみにしている。3姉妹は「五輪の舞台に立つ」という共通の大きな夢に向かって一歩一歩進む。

記事・写真 中村英美

写真左=高3・鈴佳さん
写真中=中3・笑佳さん
写真右=小6・穂佳さん