県はこのほど、32種類の「災害伝承カード」を作成し、建設事務所などで配布を始めました。

過去の災害やその教訓を伝える県内の石碑や寺社、祭り、砂防施設などをカードにして紹介し、災害の記憶を伝えていくのが狙い。2019年に第1弾として、防災メモリアル地附山公園(長野市上松)など10カ所のカードを作成。今回はそれに続き、新たに32カ所分を作りました。

北信では、千曲川洪水の水位標がある妙笑寺(長野市津野)、地滑り地帯の砂防施設として明治時代に造られた薬師沢石張水路工(小川村)など8カ所。このほか中信10カ所、東信6カ所、南信8カ所がカードになりました。

カードは表面にスポットや祭りの写真、裏面に災害のデータや言い伝え、周辺案内などの文字情報を印刷しています。

カードを手に入れるには、カード表面に写っている場所か、その場所がある市町村役場の写真を撮り、県の建設事務所や砂防事務所へ。無料で1人1枚入手できます。カードごとに配布する事務所が決まっています。

県砂防課は「災害は繰り返し起こる。カードを楽しみながら集めることを通じて、災害が起きた場所を見てもらい、被害が減るようになればいい」と話しています。

カードの種類や配布場所は、県ホームページ内の「過去の災害に学ぶページ」で確認できます。

(問)同課(電)235・7315

(2021年3月27日号掲載)

写真=小川村の薬師沢石張水路工を紹介する災害伝承カード(表と裏)