長野市出身・在住の画家、魲(すずき)万里絵さん(41)の故郷での初の個展「『わたし』たらしめる、わたしの色。」が1月31日(日)まで、信州新町美術館で開かれています。

魲さんの絵画は、女性の肉体とはさみなどの象徴的なモチーフを独特に造形し、水性ペンの点描や細密な文様で鮮烈に描きます。28歳の頃に現在のような絵を描き始め、専門的な美術教育を受けていない人によるアート「アール・ブリュット」の作家として国内やヨーロッパなどで紹介され、高い評価を受けています。

今回は初期の2008年から今年11月に描いた作品まで74点を、作品が持つイメージで分類して展示。魲さんの作品の全体像と作風の進化を見ることができます。

自身の中にある世界を描くという魲さん。絵を描き始めた頃と比べ、「自分の中にあるものを表しやすくなってきた」と言います。作品をどう見るかは「自由」と話しています。

同館は「長野市民にぜひ見てもらい、地元出身で、世界で評価されるアーティストの存在を知ってほしい」と呼び掛けています。

1月11日を除く月曜日と12月29日(火)から1月3日(日)、12日(火)は休館。入館料は一般500円、高校生300円、小中学生200円。

(問)同館(電)262・3500
(2020年12月19日号掲載)

写真=展示作品と魲万里絵さん