長野市はこのほど、「人生会議」について紹介するパンフレットを作製しました。人生会議は、人生の最終段階で受けたい医療やケアについての希望を、元気なうちから家族やかかりつけ医などと話し合い、共有しておく取り組みのこと。パンフは市の施設で希望者に無料配布しています。

厚生労働省によると、病気やけがなどで命の危険が迫った状態になると、約70%の人が自分で医療やケアの方針を決めたり、希望を伝えたりすることができなくなるといいます。こうしたことから同省は近年、人生会議の必要性を呼び掛け、長野市では、医療・介護の専門家らでつくる「市在宅医療・介護連携推進会議」がパンフを企画し、このほど出来上がりました。

パンフでは人生会議の進め方として、人生で大切にしていることを考えることから始め、相談できる医師や自分の意思を代わりに伝えてくれる人を選ぶこと、どんな医療やケアを受けたいか、どこで最期を迎えたいかなどを話し合うことを提案。健康状態などが変化したら考え直し、繰り返し話し合うことも勧めており、パンフには意思を簡単に書き込める用紙を2枚付けました。

市地域包括ケア推進課は「家族が集まる年末年始などに、思いを話し合って共有してほしい」と話しています。

パンフは市役所の同課や支所、保健センター、地域包括支援センター、かがやきひろばなどで配布しています。

(問)同課(電)224・7174
(2020年12月12日号掲載)

写真=市が作成したパンフ「ゼロからはじめる人生会議」