川と人間の関わり知って
「ちくまがわ川ものがたり」土木研究者らが冊子製作

土木技術者や研究者でつくる「土木・環境しなの技術支援センター」はこのほど、冊子「ちくまがわ川ものがたり」を発刊しました=写真。千曲川、犀川とその流域の地質や災害の歴史、水をめぐる文化まで、幅広い事柄をまとめたガイドブックです。

同センターは建設分野の技術支援をするほか、県内の土木遺産を紹介するマップや土木カードの企画を通じて、土木技術を一般の人に広く知らせる活動をしています。今回の冊子は「川と人間生活の関わりを、さまざまな面から知るきっかけにしてほしい」(事務局)と、北陸地域づくり協会の昨年度助成事業の支援を受けて作成しました。

B5判、132ページで、全6章。解説文のほかカラー写真や図版、グラフを多く載せ、読みやすく工夫しています。

「地形・地質」の章では、信州新町付近の犀川に見られる「(穿)(せん)(入)(にゅう)蛇行」、安茂里小市の川岸にある裾花凝灰岩の崖など、特徴のある地形ができた理由を解説。「伝承・行事」では、信濃町の「黒姫物語」、犀川流域の「泉小太郎伝説」などの伝説、穂高神社のお船祭りなどの伝統行事を紹介しています。

「災害・治水」の章では、江戸時代の「(戌)(いぬ)の満水」から昨年10月の台風19号水害までを振り返り、堤防や砂防などの治水工事を解説。ほかに農業用水や橋、風穴や一里塚などを取り上げています。

300部作成し、行政機関や図書館などに配布。残部はわずかですが、希望者に配っています。申し込みは、メールに冊子希望の旨と住所、氏名を記して送信。
(申)(問)事務局(メール)yama3417@mx2.avis.ne.jp